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会長挨拶

山形県立山形西高等学校 嚶鳴同窓会
ごあいさつ

嚶鳴同窓会 会長

齊藤 明美

嚶鳴同窓会会員の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。令和7年度より嚶鳴同窓会長を務めさせていただくことになりました昭和54年卒の齊藤明美でございます。会長就任にあたり一言ご挨拶申し上げます。

私は小笠原悦子前会長の下で、令和4年4月より鈴木京美副会長と共に副会長を務めてまいりました。令和2年から続いた新型コロナウイルス感染防止のため、同窓会活動も制限を余儀なくされ、これまで経験したことがない状況での同窓会運営が続きました。その中で、同窓会を取り巻く社会情勢も変化し、同窓会運営を学校から独立して実施するという大きな体制転換を迫られました。小笠原前会長は、短い準備期間にもかかわらず、学校との協議を経て、 令和5年4月から嚶鳴会館に事務室を設置し、事務局長を配置する体制を実現させました。この変革推進の姿を間近に見てきた私は、同窓会運営を引き継ぐという大任に、責任の重さを痛感し、身が引き締まる思いでおります。

「嚶鳴同窓会の伝統を引き継ぎ、変革を進めなければならない。」と思いを巡らせた時、その答えを先輩方のこれまでの歩みの中に見つけることができました。令和5年12月に開設された「嚶鳴同窓会公式ホームページ」の「嚶鳴のあゆみ」から一部抜粋して紹介いたします。

明治36年7月

在校生と卒業生、教職員の親睦と修養の組織として「嚶鳴会」発足

大正7年3月

「嚶鳴会」より分離独立して「嚶鳴同窓会」発会 会長は西山績学校長

9月

嚶鳴同窓会第1回総会を講堂において開催

昭和23年

歴代校長が兼任していた嚶鳴同窓会会長に、会員から仲野艶氏就任

昭和50年5月

「嚶鳴同窓会報」創刊

特に、創刊に尽力された高橋政子会長が「会報発行に寄せて」に書かれている文章を読み、当時の同窓生の皆様の並々ならぬ同窓会への思いに触れ、「どの時代にも課題は山積しているが、伝統は受け継がれ、新しい輝きを加えながら発展していくものだ。」と、深く心に刻まれました。

同窓会は母校の長い歴史に添うてあゆみつづけ、明治・大正・昭和の三代に亘っての幾多の変遷や受難の数々を織りなして、今日に至っておるのでございます。(中略) 昔も今も同じ嚶鳴の名によって結ばれている私達同窓会でございます。・・・・・(嚶鳴同窓会報第1号より)

私も今その伝統を引き継ぎ、嚶鳴精神を心に据え、鈴木副会長、石川副会長、評議員、そして多くの同窓生の皆様と共に、新たな一歩を切り開いていく所存でございます。

この度私が紹介させていただいた「嚶鳴のあゆみ」は、「嚶鳴同窓会公式ホームページ」を開設する際、嚶鳴会館の書庫に保管されている多くの資料を、項目ごとに整理し掲載したものです。今まで目にする機会がなかった100年前の同窓会創設の様子や同窓会報等、同窓会に関する様々な内容を自由に見ることができるようになりました。このことは、今の私たちの活動も同じように、50年後、100年後の未来の同窓生に、「伝統」として伝わっていくことになるのではないかと考えると、一筋の光を与えられたように思えてなりません。

どうぞ、同窓会の皆様には、ご健勝にお過ごしくださるとともに、今後とも同窓会活動へのご理解と、より一層のご支援をいただきますよう、重ねてお願い申し上げまして、会長就任のご挨拶といたします。

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